Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「腕時計」
「はい」
取り出してはめている。
「ん、気に入った。サンキューな」
よかった、気に入ってくれて。
「休日用にはめて下さい」
「休日専用か」
「は、はい。仕事の時はいつもの時計で。これは仕事用にはカジュアルすぎますから」
仕事用の恭介さんの腕時計…超高級ブランドのなんだもん。
「別に仕事の時もこれでいいけど」
「だ、駄目です。スーツに合いません」
スーツだってオーダーメイドの上等だもん。
「そんなん関係ねえだろ」
い、いや、取引先とかの信用が!
私の不安そうな顔をしたのを見て
「フッ 分かった、分かった」
ホッ!よかった。
「お休みの日のお守りです」
「休みの日のお守り、じゃあ、平日はお守り無しか?」
へっ?
あっ!
そう云われればそうだな。
「う~ん」
ど、どうしたら…