Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
来た参道を戻り
「あ、あの~」
「ん?」
「あ、あのですね」
「どうした?」
何か決まり悪そうに
「…です」
ん?
「聞こえなかった。何て?」
トイレにでも行きたいのか?
「…わ、綿あめ…買いたいです」
「……」
「……」
「はぁ~?」
綿あめって…
コイツは幾つだ?
俺が呆れたような顔をしたのか、真っ赤になって
「い、いや、やっぱりおかしいですよね。いい大人が綿あめなんて」
項垂れてるし。
「フッ 欲しけりゃ買ってやる」
「い、いいんですか?」
顔を上げて嬉しそうに。
「別に大人が食っちゃいけないって法律ないし」
「は、はい」