Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
ピピピピ
「体温計」
「ん」
体温計を見て
「37゜微熱ありますよ」
「そんなの熱のうちに入らない。風呂入って来る」
こうなったらもう、止められない。
「分かりました。その代わりじっくり温まって下さいよ」
「……」
お風呂場へ
ひどくなっても知らないからね。
とにかく温かい物を作ろうっと。
でもあまりこってりしたのは食べられないだろうし。
うん、蒸し料理にするか。
鶏肉や野菜を蒸してっと。
恭介さんがお風呂場から出て来た。
火を止めて
「早く髪乾かしましょう」
手を取り寝室へ
手早く乾かして
「大丈夫ですか?」
「煩いな。大丈夫だって」
逆ギレしてるし。
晩御飯を食べて…
やっぱりあまり食べてない。
御飯が終わり後片付けをしてお風呂へ。
大丈夫かしら、恭介さん。
あまり云うと余計に意地になるし。
でも、恭介さんが具合悪いって初めてだわ。
私が秘書になってから一度も記憶にないよ。