Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
お風呂から上がって寝室へ行くと
あら、恭介さん…
寝てる。
額に手を当て
やっぱりあるよね。
どうしよう?
体温計を挟んで、その間に私の髪を乾かしてと。
ピピピピ
あ~やっぱり…
38、2゚
完全に風邪だわ。
とにかく、冷やさなきゃ。
氷枕…確か私が去年熱出した時に瑞穂さんが持って来てくれたのが
―っと、あった。
その前に兄貴に電話して
「お兄ちゃん、恭介さん風邪ひいたみたい。熱が38、2゚程あるんだけど」
「うん…うん…分かった。ありがとうね」
貰ってあった薬を出して
氷枕を作って
「恭介さん」
頭の下に入れて
「大丈夫ですか?」
薄く目を開け
「志織」
「はい。やはり熱上がりましたよ。薬飲みましょう」
半身起こして薬を飲ませる。
「さ、寝て下さい」
ベッドに寝させ…
うん?