Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~



寝室へ戻ると


「遅い」


「……」


病気しても…俺様だわ。


「恭介さん、起きてないで寝て下さい」


「今、寝る。第一起こしたのはお前だろ」


「……」


はぁ~ 溜め息が。


「お前…何処で寝る?」


「えっ?何処って此処ですけど」


他に何処で寝るのよ。


「移るぞ」


さっきは傍にいろって云ってなかったっけ?


「大丈夫ですよ。このベッド大きいから離れて寝ますよ。別の部屋で寝たら恭介さんがうなされても分からないし。着替えとかもあるし、此処にいる方がいいんですよ」


「……」


「さ、寝て下さいね。ちゃんと傍にいますから」


恭介さんの乱れた髪を撫で付け、手を握る。


耳元で


「おやすみなさい」



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