Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~



「駄目だ」


顔が離れた。


「風邪が移るぞ。こんなにくっつくのも駄目だな」


私を離そうと…


「フフフ…もう遅いですよ。移ってるならとっくに移ってます」

「……」


「移ったら恭介さん…看病して下さいね。去年のように」


「ん?」


「フフフ…」


「フッ そうだな」


私を抱いたまま横になって


「寝る」


「はい。おやすみなさい」


頬にキスして、頭を抱き寄せる。


フフ、いつもと反対だわ。


私が今晩は恭介さんの熊五郎ね。




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