Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「な、何してんですか、こんなとこで?ベッドに入ってなきゃ駄目でしょう」
「何処行ってた?」
「えっ?」
「何処行ってたんだって訊いてるんだけど」
「ど、何処って買い物です」
「ん?」
「だから買い物ですって!メモに書いておきましたでしょ?」
何怒ってんの?
「メモなんて知らねえし」
「えっ?ベッド脇のテーブルに置いておきましたよ」
「知らねえよ。携帯鳴らしても出ねえし」
えっ?携帯…
あっ、
「鞄に入れたまま…バイブにしたままだったから気がつかなかったみたい。すみません」
「はぁ~心配すんだろ」
「でもメモは」
「なかった」
荷物を置いて寝室へ
――
―
「恭介さん」
「ん?」
「落ちてますよ、此処に」
「……」
「……」
「そんなとこに落ちてるもん気がつくわけねえだろ」
逆ギレしてる。