Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「あ、あの~」
「ん?」
「と、とにかくベッドに入って下さい。今、お茶淹れて来ますから」
落ち着いてもらわなくっちゃ。
「コーヒーにしてくれ」
「はい」
コーヒーって云うくらいだからだいぶマシになってるよね。
コーヒーを二人分淹れ
「はい」
「ん」
「だけど恭介さん」
「ん?」
「私が何処に行ったと思ったんですか?」
「……」
「病気で寝てる恭介さんを置いて一人で何処に行くんですか?」
「……」
「あ、それとも恭介さん、あんまり我が儘云ったから私が愛想尽かして出て行ったとでも」
「ん?」
「フフフ…反省したんですか?」
「お前」
えっ?
な、何か…低い怖い声。
も、もしかして…ご機嫌損ねたかしら。
「俺が我が儘だって!反省って何だよ」
「い、いや」
口が滑った。