Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
携帯を取り出し
RuRuRu
ガチャッ
「まだか?」
「ん」
携帯を切って
コンコン!
ガチャッ!
「失礼します」
「おそっ」
えっ?
子猿だよな。
「社長」
「あ、あぁ」
何か…違う。
RuRuRu
「あ、失礼します」
電話を置き
「社長、車が」
「あ、あぁ。じゃあ行くか」
「はい」
社を出てパーティー会場のホテルへ―
車に乗り、横目で子猿を見る。
あ~化粧がいつもと違うんだ。
「その化粧」
「おかしいですか?」
子猿が真っ赤になった。
「あっ、いや」
「更衣室に行ったら先輩達がいて、メークしてくれたんです」
「そ、そうか」
な、何だ?
何で俺が照れてるんだ?
【藤倉恭介 side 終】