Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「ホントに覚えてないの?昨日、結婚式の二次会で」
二次会?
この鼻にかかった声…
確か…
「花嫁の友達とか云ってた」
「やっと思い出してくれたのね。そうよ。二次会であった」
「それだけのあんたが何で家の電話を」
「あぁ、あなたの友達、昨日の花婿さんに聞いたのよ」
アイツに…
アイツがこんな女に教える訳ない。
いや、それより
「口紅って」
「フフフ…ほら御手洗いの前で私、藤倉さんの背中にぶつかったじゃない。その時に着いたから…奥様に」
「何でその時に云わない」
「な、何 怒ってるのよ、私は親切で」
「あんた、本当に花嫁の友達か?」
「な、何」