Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「いや、奥さんには何の落ち度もありません。気になさらないで下さい」
「藤倉…悪かったな」
「いや、お前にも関係ないから気にしないでくれ」
「そう云ってもらって助かる…実はな」
声を潜めて
「彼女も友達から何で呼んだって云われて参ってる」
気の毒に
「俺は大丈夫だ。ただ急に電話が掛かって来たから。奥さんに謝っといてくれ」
「あぁ」
「じゃあな」
「藤倉」
「ん?」
「ありがとう」
「あぁ、またな」
電話を切って
志織…
志織の携帯に
♪♪♪
な、何だ?
♪♪♪
寝室から…聞こえる。
ベッドサイドに志織の携帯
アイツ…忘れてんのか。
*恭介 side 終*