Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「藤倉社長、楽しんで頂けてますか?」
「あぁ、ありがとう」
社長…
いつ傍に…
見上げたら!
な、何よ、その冷たい瞳は?
寒気の正体って社長のこの視線かしら。
「今日は招待ありがとう。未だ未だ宴も続いてるが、これで失礼する」
えっ?もう帰るの?
まだ食べてないのに。
「そうですか、残念です。今日は来て下さりありがとうございます」
「ん」
「秘書の高藤さん、もしお時間があるようでしたら」
「いや、これも連れて帰ります」
勝手に決められてるし。
まぁ、こんなとこに一人残されても困るけど。
「ありがとうございました。本当に楽しかったです」
「そう云って頂けて有難いです。では、お気をつけて」
「はい、失礼します」