Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
其の七
「恭介さん」
「ん?」
「私…強くなりますね」
「ん?」
急に何を云い出したのかと怪訝な顔で私を見る。
「例えまた今朝みたいな電話が掛かってきても負けませんから」
「……」
「私の恭介さんを誘惑した罪で訴えますから」
「……」
「恭介さんは私のもんだから誰にも譲らないし貸しませんから」
「……」
「戦いますね私。だから恭介さんも気をつけて下さいね」
「クククク…俺も気をつけんのか?」
「は、はい。う、浮気なんて許しませんから」
「……」
「う、浮気なんてしたら」
「したらどうする?」