Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
先に行く社長を追っかけてパーティー会場を出る。
記念品を戴いて
結構嵩張るなぁ。
クロークで社長と私のコートを受け取って
「社長」
「ん」
コートを着せ掛けて
「社長、記念品」
「お前にやる」
「……」
やるって云われても
「貰っとけ。俺が持って帰っても仕方ない」
「あ、ありがとうございます」
ホテルを出て
「お前、腹減ってないか?」
あら、珍しい
「俺、殆ど何にも食ってねえから付き合え」
「は、はい」
私もお腹空いてるし…いいか。