Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
てより、こんな話し…歩きながらする話しじゃないような。
「お前こそ浮気すんなよ」
「な、何を!」
「浮気したら、お前と相手を殺す」
「……」
「分かったな?」
「恭介さん」
「ん?」
「私と相手を殺して…恭介さんは?」
「俺か?俺は…そうだな、海外にでも逃げて優雅に暮らすか。女を侍らせて」
「き、恭介さん!し、信じらんない」
酷いよ、自分だけ。
恭介さんを置いて歩き始める。
「クククク…ば~か」
腕を掴んで引き寄せられ
「冗談に決まってんだろ」
「……私、浮気なんてしませんから。勿論本気も恭介さんだけですから。恭介さんだけで…手一杯ですから。恭介さん以外欲しくないですから」
「ん」
頭のてっぺんににキスを落とし
「早く帰ろう。電車は止めて車で…タクシー代は払うから」
「フフフ…ありがとうございます。お陰さまで破産しなくて済みました」
「ハハハ…」
タクシーを止め家へ