Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「あんな」
「は、はい」
「俺、盛りのついた野獣じゃねえし。一年中発情してる訳じゃねえし」
「ヒック…」
「お前が嫌なら…別にそのなんだな、しなくてもいいし」
「ヒック…」
「するの…嫌か?」
「……」
首を横に振るのが関の山。
「フッ 別に嫌じゃねえんだな」
頷く。
「ん。ならそれでいいじゃねえか。それくらいで嫌いにならないし、離婚なんてありえねえだろ」
「ほ、ほんとに…き、嫌いになりませんか?ヒック…」
「あぁ、志織」
「は、はい」
「俺もお前に聞きたいことあんだけど」
涙を拭き
「は、はい」
「お前、この一週間…俺を避けてただろ」
「……」