Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
コンコン!
ガチャッ!
「恭介さん、先にお風呂に入られますか?ご飯に」
「ん、先に入るか」
「はい」
部屋を出ようとしたら
急に腕を掴まれて
「一緒に入るぞ」
――
―
へっ?
固まってる私を引っ張ってお風呂場へ
「ち、ちょっと恭介さん」
「ん?」
「な、何で…一緒に入りませんよ」
恭介さんの手を振りほどこうとするんだけど
「ホワイトデーだろ」
「えっ?」
「だからお前をエスコートしてやる。バレンタインにお前がエスコートしてくれたようにな」
『バレンタインにエスコート』ってあれは無理矢理じゃない。
恭介さんがニヤリと笑い
「志織」
耳元で囁く。
ち、ちょっとまだ6時過ぎですよ。
誘惑しないで下さい。