Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
ジリリリリ…
発車ベルが!
「じゃあ行ってらっしゃい」
「ん。ちゃんと戸締まりするんだぞ」
「はい」
「変な男に気を付けろよ」
「分かってますって」
幾つだと思ってるんだろう。
新幹線の扉が閉まり…発車した。
それから急いで会社に戻り
「行ったか?」
副社長
「はい」
「渋々だもんな」
「副社長」
「一泊二日なのにな。前のアイツじゃ考えられない。出張行って羽伸ばしてたのに」
「誠さん」
「あっ、あぁ悪い。そんだけ可愛い子ちゃんに惚れてるってことだ」
「……」