Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
其の三
土曜日
「恭介さん、起きて下さい」
「……」
「恭介さんったら」
「……」
相変わらず起きない。
だから夕べ早く寝ようって云ったのに。
「起きて下さいって」
「……」
「キ、キャッ!」
腕を引っ張ってベッドに引きずり込まれた。
「恭介さ……ゥン」
唇奪われて…
何とか離れようと身を捩り
「恭介さん、早く起きて下さいって。京都にも行かなきゃならないし、その前に大阪観光もしたいし」