Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
ガチャッ!
「あっ、おかえりなさい」
「ん。お前…なにしてんだ?」
「いや、ちょっと可愛い子ちゃんの様子を見に。お前がいないから何かあったら大変だからな」
誠さん、何を云うんですか?
「ん?志織、大丈夫か?」
「大丈夫ですって。しんどくなったらちゃんと休みますから」
「ホントだろうな。無理するんじゃないぞ」
一日何回云われるんだろ?
「クククク…」
誠さん、笑ってるし。
「ホントに過保護だな」
「悪いかよ?」
「ハハハ…悪くはないがな。志織ちゃんが」
「誠さん」
「志織がどうかしたのか?」
「な、何でもないです。誠さんも恭介さんと一緒で心配してくれてるだけですから」
「あ、あぁ、そういうこと。なんたって俺の甥っ子か姪っ子だからな」
「……」
「じゃあ俺、戻るわ。コーヒーごちそうさん」
さっさと部屋を出て行った。