Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「ん?」
私が不服そうな顔をしたからか
「どうした?」
「い、いえ。ただ、じいっと此処に座ってるのも何なんですので待ってるなら仕事します」
「……」
「恭介さんが仕事あるってことは私にもあるわけですから。今日の分は今日にしておいたほうが明日楽ですから、ね」
「仕方ねえなぁ。その代わり無理すんなよ」
「はい。じゃあ仕事に戻りますね」
飲み終ったコーヒーカップを片付けようと立ち上がり恭介さんの所へ
…ゥン?
腕を掴まれ
「き、恭介さん?」
恭介さんも立ち上がり耳元で
「キスして」
「……」
今、仕事中ですよね?
「ん…志織…」
「あ、あのぅ仕事中ですよね」
「だな」
ニヤリッと笑ってるし。
「いつも云ってますが、仕事中にすることでは」
「あ~いちいち煩い奴だな」
グイッと引き寄せて、唇を重ねる。
――
―
初めは軽く触れてるだけの唇が…
僅かに開いた隙に恭介さんの舌が…
潜り込んできた。
「……」
慌てて抵抗するんだけど…
きつく抱き締められているし。
角度を変え、優しく私の口腔内を探っている。
そして…私の舌を絡めとる。
――
―
何だか頭が…ぼぉ~としてきた。