Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
賑やかなクリスマスイヴ
「じゃあ行きましょうか?」
「まだ、早いんじゃないか?6時だろ」
はぁ~分かってないな、男は。
「6時だからって6時に行ってどうするんですか?早い目に行ってお手伝いしないと」
「手伝い?そんなのしなくていい。無理だ」
血相変えてる。
はぁ~
「恭介さん、私は大丈夫ですから。それに一応私は恭介さんの嫁ですよ」
「一応って何だよ!お前は正真正銘俺の嫁だろ」
「一々挙げ足取らないで下さい。正真正銘の嫁だから尚更お手伝いするのは当たり前です。ね、行きましょう」
「仕方ねえな」
しぶしぶ腰を上げた。
今日は12月24日クリスマスイヴ
恭介さんの実家でご両親と誠さんと瑞穂さんと私達で細やかなクリスマスをすることに。
これもたぶん私のお腹が大きくて大変だからみんなで食事をとのお父さん達の配慮だ。
だから少しでも出来ることはお手伝いしたい。
今日は恭介さんの実家に泊まることになってるから荷物もちょっとあるし。
「チッ!せっかく家でゆっくりいちゃつけるって思ったのに」
「何か云いましたか?」
フフフ…恭介さんたら!
ホントは聞こえてたんだけど…
「何でもねえよ」
荷物を持ってくれて家を出た。