Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「えっ?何が私のせいなんだ?」
誠さんと瑞穂さんが笑いを堪えてる。
「あなた、恭介がそんなに長く志織ちゃんと離れてるなんて無理でしょう」
お母さん…恥ずかしい。
恭介さんも少し赤くなってるし。
「ハハハ…そう云えばそうだな」
「ハハハ…「フフフ…」」
誠さん達も耐えきれなくなったみたいで盛大に笑い出した。
私も堪えきれず
「フフフ…」
笑い出したら…睨まれた。
慌てて笑いを引っ込める。
ブスッとした恭介さん以外みんな一頻り笑い
「じゃあ1月中は志織ちゃん家にいるの?」
「はい」
「それが兄さん心配なんでしょう?」
「えっ?何が心配なの?」
「志織ちゃんを一人マンションに置いておいて、もし具合が悪くなったりしたら」
「あぁ、確かにそれはあるわね」
「大丈夫ですよ。何かあったらすぐ連絡しますから」
「だから実家に帰った方がいいんだが」
「親父」
「じゃあこうしなさい。実家に帰るまで志織ちゃん此処に住んだら?」
「えっ?」
「俺は?」
「あぁ、よければ恭介も一緒に」
「よければ一緒にって…俺は添えもんか」
「ハハハ……」
恭介さん苦虫を潰したような顔。