Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
二階の恭介さんの部屋へ
結構な広さなのよね。
ベッドだってセミダブルの割には広いし充分二人で寝れる。
「もう寝ろ。11時半を回ってる」
ホントだ。どおりで眠いはずよね。
ベッドに入り
「おやすみなさい」
「ん」
いつものように後ろから抱きしめて、お腹に手を当てて…
――
―
「楽しかったですね」
「……」
「来年はJr.もいますから、もっと賑やかになりますね」
「奥様」
「は、はい」
「来年も此処でやるのか?」
「えっ?」
恭介さんの方を向き
「一緒にしないんですか?」
「来年は俺とお前とJr.の三人で」
家族水入らずでか。
「それもいいですけど…あ、来年はお休みじゃないかも知れませんね。みんなでは無理ですね」
「奥様」
「は、はい」
「仕事があるからみんなでは無理だからってか?俺と二人だけじゃ嫌なのか?」
へっ?
「だ、誰もそんなこと云ってませんよ」
何でそうなるの?
「……」
「来年は恭介さんと私とJr.の三人でパーティーしましょうね」
「嫌々してほしくない」
恭介さん…あなたは子どもですか?