Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「ほら、さっさと吐け」
吐けって私は容疑者ですか?
「ん?」
「だ、だからですね。奥さんが妊娠して産みに実家に帰るじゃないですか?」
「ん」
「そうするとその間旦那様は一人になっちゃうから誘惑されやすいらしいです」
「……」
「いや、私が云ってる訳じゃないですよ。雑誌とかに…」
何か思いきり私が馬鹿みたいで…恥ずかしい。
「で、お前はその雑誌とかの書いてる事を鵜呑みにしてるわけ?」
「えっ?そ、そんな事はないです。で、でも」
「でも、何だ?」
「恭介さん…かっこよすぎるから」
「……」
「綺麗な女性がほっとかないでしょ?」
私…完全なヤキモチ妬きだ。
「ごめんなさい。聞かなかった事にして下さい」
「……」
恭介さん…無言
やっぱり怒っちゃったんだよ。
ど、どうしよう?