Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「志織」
あっ、お父さん
「もう決めたんだな」
「は、はい」
「うん、じゃあ土曜日に連れておいで」
お父さん
「あ、会ってくれるの?」
「あぁ、お前が選んだ男だ」
「お父さん」
「今まで、一回も男の話しなんかしなかったから、それはそれで心配してたんだが」
へっ?
「ちゃんと会うよ」
「あ、ありがとう」
「うん、で、何時頃に来る?」
あっと…
「社長と相談して連絡します」
「うん、分かった。志織」
「はい」
「心配しなくて大丈夫だから…お父さん達はお前を信じてるから」
お父さん
「あ、ありがとう、ありがとうね」
電話を切って
お父さん達、私を信頼してくれてるんだ。
よかった。
……
…
で、でも、問題は社長なんだよね。
愛想よく出来るかしら。
上から目線で話さないかしら。
やっぱり考えれば考える程…頭が痛い。