Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
「結婚式ですか?分かりました。式を挙げます」
へっ?社長…いいの?
「すぐに探しますので」
すぐに探すって…何を?
お父さん達もそう思ったみたいで
「?」
「式を挙げられる所を」
「……」
「それともう一つお願いが」
「はい?」
「志織さんと一緒に住んではいけませんか?」
「えっ?」
はぁ~云っちゃった。
「いえ、すぐに結婚するんですし…それに」
それに何だろう?
「ありがたいことに仕事も忙しいですし、ほぼ毎日残業です。帰りが9時、10時は当たり前です。志織さんが一人遅く帰るのはやはり心配です。一緒に住んだらその心配もなくなりますし」
理屈的には合ってるけど…それなら送ってくれたらいいって話しよね。
「そうだな。その方が安心だな」
お父さん納得してるし。
「そうですね、藤倉さんと一緒にいる方が安心ね」
お母さんまで…
「ただし」
お父さん?
「藤倉さんのご両親が認められたら…いいだろう」
お父さん
「分かりました。まぁ、家の親は賛成こそすれ反対はありませんが」
「えっ?」
「親は、俺が結婚しないと思ってますから」
「……」
そうなの?