Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
その後、夕食を一緒に食べ
家のお父さんもお兄ちゃんもお酒好きだから社長に勧め…初めは車だからと断ってたんだけど
「私が運転しますから、恭介さん飲んで下さい」
社長も嫌いじゃないから、結局三人で飲んで―
「志織、藤倉さんっていい人ね」
いい人…
そうね、いい人ね。
「それに男前だし」
「嫌だ、お母さん」
「フフフ…」
でも、よかった。
9時過ぎに
「じゃあ行くね」
「今日はありがとうございました」
玄関先で再び頭を下げてる。
社長…ありがとう。
車に乗り発進させる。
「ふぅ~」
社長が溜め息
「お疲れ様でした」
「ん」
ネクタイを緩めて
「なっ、反対されなかったろ」
「はい」
社長、やろうと思えば愛想よく出来るじゃない。
「社長、お疲れでしょうから眠って下さい。着いたら起こしますので」
「いいか?」
「はい」
慣れない事をしたのと、お酒で眠たいみたいだし。
「じゃあ頼むな」
「はい」