Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~



その後、夕食を一緒に食べ


家のお父さんもお兄ちゃんもお酒好きだから社長に勧め…初めは車だからと断ってたんだけど


「私が運転しますから、恭介さん飲んで下さい」


社長も嫌いじゃないから、結局三人で飲んで―


「志織、藤倉さんっていい人ね」


いい人…


そうね、いい人ね。


「それに男前だし」

「嫌だ、お母さん」

「フフフ…」


でも、よかった。



9時過ぎに


「じゃあ行くね」


「今日はありがとうございました」


玄関先で再び頭を下げてる。


社長…ありがとう。


車に乗り発進させる。




「ふぅ~」


社長が溜め息


「お疲れ様でした」

「ん」


ネクタイを緩めて


「なっ、反対されなかったろ」


「はい」


社長、やろうと思えば愛想よく出来るじゃない。


「社長、お疲れでしょうから眠って下さい。着いたら起こしますので」


「いいか?」


「はい」


慣れない事をしたのと、お酒で眠たいみたいだし。


「じゃあ頼むな」


「はい」



< 90 / 823 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop