Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
書斎のドアを
コンコン!
「ん?」
ガチャッ!
「失礼します」
パソコンに向かって何かしてる。
「社長、お仕事ですか?」
覗き込むと
!!!
結婚式場のホームページ!
「し、社長」
「ん…お前の家に近くて、近日中に式を挙げられる所を探してる。やっぱり土日しか無理だしな」
何か…気が早くないですか?
「社長」
「ん?」
「だいたい式場の予約って半年前とか一年前にするんじゃないですか?今云って今すぐなんて無理だと」
「半年も一年も待ってられるか!よく待って一ヶ月だ。何がなんでも探してやる」
何か…ムキになってるし。
一ヶ月って、見つかるのかなぁ?
「お前、先に寝ろ」
「社長は?」
「もう少し探す」
こうなっては何を云っても無理だ。
聞く耳を持たない。
「分かりました。お休みなさい」
「ん」
広いベッドに一人…寝る。