Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~
家に帰って
「ゆっくりでいいぞ」
「はい」
って、私、社長の前で着替えるの?
と、とにかく化粧だけしなくちゃ。
これも社長の前でするのか。
社長はコーヒーを飲みながら、テレビを見てる。
――
―
仕方ない、するか!
アッサリめにメークをして、クローゼットから服を
う~ん
どれを着たらいいんだろ?
スーツじゃ堅苦しいし
あっ、そうだ。
社長に買って貰ったブラウンのワンピースがいいや。
仰々しくなく、シンプルで上品だし。
「社長」
「ん?」
私の方を向いて
「このワンピースでいいですか?」
「あぁ、それでいい」
「社長」
「ん?」
「あ、あの~着替えたいんですが」
「ん」
「すみませんが、暫く部屋から出てもらえませんか?」
「お前…俺を追い出そうって云ってんの?」