私の恋愛条件
光舞はボールを鈴空に返した。
あんなに上手い鈴空でも、ボール飛ばす事あるんだね。
珍しい一面みれたかも。
どうしてだろう。
また目で鈴空を追ってしまう。
笑って頬笑む姿が、目から離れない。
こんなに好きなんだ。
『今お前が見てる人』
「それが?」
『さっきからあいつの事見すぎ』
んなっ!?
男の目は節穴だらけじゃないの?
鋭いな…
よく見てるなぁ。
「見て悪い?」
『別に』
光舞はそう言うと練習に戻ってしまった。