私の恋愛条件
祭り会場まで3人で歩いてく。
周りは浴衣を着たカレカノ、友達同士の人だらけ。
『それにしても珠蘭の浴衣姿似合うな♪』
鈴空は私の浴衣を指さした。
そう言う鈴空も甚平さんだ。
隣の光舞も。
「そうかな?」
『えっ、どこが?』
「ちょっと光舞!!失礼ね!」
横目でちらりと私を上から下まで見下ろした光舞。
本当っ、黙ってたら少しはかっこいいのに。
光舞は私と違って正直甚平姿、似合ってる。
『まぁまぁ2人とも…
ほら、着いたし何か食べようよ』
鈴空は私達の間に入り3人の腕を絡めた。