私の恋愛条件
え…───。
そ、そうだよね。
私なんか───
『っとでも言うと思った?』
「へ?」
ど、どういう事!?
私降られたんじゃ...
『俺もずっと珠蘭が好きだった』
「?」
嘘・ウソ・うそ…───
そんな、光舞に限ってそんな事。
夢だ。
これは絶対夢だ。
覚めろ、早く夢から。
私は自分の頬を引っ張った。
痛い。
じんじんする頬───
現実なの?
『俺と付き合ってくれるか』
そっと光舞が私に手を差し出した。