私の恋愛条件


《キーンコーンカーンコーン…》



朝のホームルームが始まった。


しかも、チャイム鳴る寸前に光舞は教室に入ってきた。


珍しい。


ひょっとして寝坊?


光舞にかぎって寝坊はないよね?


ずっと眠そうに、机に頬杖を付いて先生の話しを聞いていた。


鈴空はというと...


ペン回ししながら、机の下に隠しながら小説を読んでいた。


あぁー、やったやった。


中学の時特に。



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