私の恋愛条件


1日中ぼけーっと過ごしていると、あっという間に下校時間になっていた。


サッカー部は今日はオフらしい。


だから久しぶりに早く帰れる。



『学校出た3つ目の曲がり角で待ってる』



そう鞄を持ち、立ち上がろうとした私に耳元で伝えられた。


もちろん大好きな光舞。


光舞は1人が好きだから、付き合ってる事が皆にばれない。


安心していける。



「りょーかい!」



光舞に小さくOKサインを出した。


少し時間をずらし、待ち合わせ場所に向かった方がいい。


私は少し寄り道をした。



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