私の恋愛条件
あの日、私は光舞に真実を伝えられた。
鈴空、私正直笑ったよ?
なんか、鈴空らしいってね?
私の為に、私が傷付かないようにそうしたんだって知ったから。
学校に行っても鈴空はいないし。
部活に行っても、笑って皆を盛り上げてた鈴空はもういない。
『嘘みたいだよな』
パス練習を終え、タオルを手にし私の横でつぶやいた。
『1週間前までいたのにな』
「うん」
そうか…、気づけばもう1週間経ったんだ。