私の恋愛条件


蹴り方を教わり、ゆるーいパスをしてくれた。


足裁きが難しい…


よく日頃ドリブルできるねぇ。


コーンを使ったドリブルなんて、私には論外(笑)


それをすんなりやる光舞達は凄いや♪



『おしっ』


「うわっ!早っ」



私の元にさっきのゆるーいボールではなく、さっきとは比べものにならない、強いボールが飛んできた。


蹴ろうとしたが、一瞬にして足を抜かれた。



『わかってると思うけど、まだあれは本気じゃないからな?』



ニヤリ顔をしてきた。


っと、言うよりドヤ顔?


ふふっ♪



「私もあれくらい蹴れるように、頑張ろーっと」



私は夕焼け空に向かって背伸びした。



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