私の恋愛条件


冷たく大きい手を私は両手で包み込んだ。



「もう付き合って1ヶ月経つんだから、遠慮しないでもっと積極的に手つないだりして?」



そう気づけば付き合って1ヶ月が経っていた。


緊張した日々が続くなか、まだ1度も部活が忙しくデートなんかしてません。



『わかった』


「ふふっ、うわっ!」



いきなり抱きしめられた!!


光舞の胸の中…―


やばい、恥ずかしいよ。



『デートしてくれ』



そう私の耳元で小さく囁いた。


秋の風が私達を通り過ぎる。



「いいよ☆」



2人顔を見合せ、長い長いキスをした。



―おまけ― E N D



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