私の恋愛条件


『あ~寒!!』



鈴空は手をさすりながら歩いていた。



「いつもしてる手ぶくろは?」



行き帰り、かかさず付けてる手ぶくろ。


今日は珍しく付けてない。



『忘れた。ほら手、触ってみ?』



鈴空は手を私に出した。


ゆっくり鈴空の手に触れた。



「冷た!!あんた生きてる?」


『ひで!!』



そう言いながらも、2人笑い合う。


これが私達のいつもの会話。


好きなのに、素直になれない。


そう言う所かな?



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