私の恋愛条件


いまいち光舞とは話しが盛り上がらない。


ちょっと話しただけで、会話が途切れる。


こんなに会話って難しかった?


そう思うくらいだった。



『ねぇ、今日放課後空いてる?』


「え?空いてるけど?」



また漢字の読み聞かれるかと思った。


放課後は部活してないからずっとフリータイム。


まぁ簡単に言うと暇。



『ちょっと付き合って』


「何するの?」


『秘密』



光舞はそう言うとニヤリと笑った。


秘密って…


教えてくれてもいいのに。



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