小さな豆子は霊能力者!? ―マイ・プレス―
「よ・・・よかっ・・・たぁ」
私は疲れ切って
そのまま地面に倒れこんだ
私の封印の力とは
私の心臓からコネクトされている
黄泉の世界へ送り込む
直接方の成仏封印方
これをやると、疲れが半端じゃない
立っているのも困難なくらい
意識もなくなり、
死んだように余裕で一週間は眠れる
「おい、大丈夫か?」
デカ男は私にそっと近寄り、
抱き上げてくれた
なんで・・・
なんでそんなに
優しくしてくれるの・・・?
同じ能力者だから・・・?
同じ力を持っているから・・・?
だから・・・彼は・・・
「心配するな、
お前の事わかってるから、
今朝、お前の事見て気がついたんだよ、
お前は・・・」
何・・・?私は何なの?
彼の言葉の続きが聞けないまま、
私の意識はここで途切れた
次に目が覚めたときには、
あの体育館のトイレではなく
いつものベットだった
でも・・・明らかに違うのは
私のベットの隣に
奴がスヤスヤ眠っている事だった
「なっ、なんであんたが
ここにいんのぉぉおおおお!?」
天理人道(てんりじんどう)、
これは本当に人として、
いい出会いを生んだのだろうか・・・
能力者と能力者の出会いは
世の中で正しい物事と
されるのだろうか・・・
私には・・・まだよくわからない