小さな豆子は霊能力者!? ―マイ・プレス―
ちょ、小豆!怪我してるわよ!?」
「ほんとだ!!どうしよ・・・
とりあえず保健室行こ!?」
とっさに2人が立ち上がった
「誰か、先生来たら、
私ら保健室って行っといてね!」
と、言葉を残して
私の腕を引っ張っりながら
もうダッシュで廊下を走って
保健室まで連れて行ってくれた
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大地side
朝、学校に来て見たら
教室のドアがぶっ壊れていた
「何だ何だあ?」
結城が物珍しそうに壊れ、
破壊されたドアを見る
立ちながら本を読んでいた千歳も
本から目を離し
ドアを見ていた
「アレ、何この赤いの」
結城が何かを発見した
「なんだろ?」
赤いの・・・
ドアに付いてるガラスの窓も
割れていた
これは必然的に考えて
「血だな」
千歳が呟く
ま、俺も思ったけど
てか、この惨劇を見るからに
血しかねぇーだろ
でも、一体誰が怪我したんだ?
ここに集まってる中に
怪我してるっぽい奴はいねぇーけど
俺は手で破壊されたドアを触り
サイコメトリーで透視してみた
すると、怪我をした張本人の姿が
映像として頭に入ってきた
「おい、結城、栗桃、来たら、
大野大地は遅刻したって言っとけ」
「はぁ?何言ってんだよ?」
「いいからよろしく頼むぞ」
そう言い残し、俺はその場を立った
「久しぶりに学校来といて、
随分派手に遣らかしたじゃねーのよ?」
俺は独り言をブツブツ言いながら
アイツがいるであろう場所に向かった
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