オレらは青春爆走中【完】
オリエンテーションのサッカーの試合も終わり、ようやく自由時間になった頃、やっと、三田村が戻ってきた。
「お、三田村、無事帰還か〜?」
軽く笑いながらオレは、三田村を見た。
『お〜。はぁ、オレってついてないよな』
珍しくかなり落ち込んでる様子の三田村。
『…三田村、で、さっき、言い掛けてた原因って?』
そんな様子の三田村を気にもとめずあっけからんと英介が聞いた。
…英介…少しは、三田村のことも考えてやろうぜ…
『…あぁ、そのことなんだけど…実はな!!ちょっと前のことなんだけど…』
そう言って、三田村は話しはじめた。
――……