オレらは青春爆走中【完】
『あぁ、心配かけたな』
藤条も笑みをうかべながら答えた。
…その後、合宿も無事に終わり、帰りのバスに乗ろうとしたときのこと…。
『は、隼人さん!!この前はすみませんでした!!オレ、今日から隼人さんについていきます!あっ、かばんお持ちします。』
なんと、藤条の悪口を言っていた江山が藤条の子分と化していた。
いったい…江山の身に何が…
冷や汗が背中をつたった。
そして、改めてこう思ったんだ。
藤条には、絶対逆らわないほうがいいな………と。