オレらは青春爆走中【完】
「『………』」
黙り込んでしまったオレらに見向きもしないで美少年は、掲示板を確認すると、颯爽と体育館の中へと消えてしまった。
「………今のヤツおもしろそうだな♪〜。」
オレは、ニヤリと微笑んだ。
『 (οдО;) ま、また、松田の悪いクセが…』
あわあわと慌てたように三田村がオレを見るが、気にしない。
「決めた!!アイツと友達になるぞ!!」
楽しそうにフフフと笑うオレに対し、
『頼むから…穏便にな?穏便に…』
と、顔面蒼白な三田村は、オレを諭すようにたしなめた。