オレらは青春爆走中【完】
「へ〜?すごい自信だな?」
オレは、中島を見つめて、そう言った。
『……』
中島は、オレの言葉を無視して練習を続ける。
どうやら、オレを相手にする気はさらさらないらしい。
…なら、実力で証明してやる…。
そう思った瞬間、オレの体は、頭で考えるよりも早く動いていた。
ダン、ダン、スッ。
…スパンッ。
オレは、中島がゴールに向かってうったボールを………空中で受け止めていた…。
『なっ!』
そんなオレを中島は、唖然とした顔でを見ていた。
ストン。
華麗に着地を成功したオレ。
『すごいジャンプ力だな……。』
中島がふいにそう言った。