続・恋雪


「違いません!」




だって…




「私の母は私の命と自分の命を引き換えに私を産み、私の父は交通事故で私を庇って亡くなった、と風の噂で聞きました。
おばあさんだって私が安直な約束をしたから…」




「空ちゃん、空ちゃん。」




私の手をぎゅっと優しく握る遠子さん。
< 97 / 228 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop