不器用なココロ
~怜side~


すんなり、告白を受け止めてくれたゆめ。

その瞬間に、俺の理性が吹っ飛ぶ。

怜くんっていうのも、なんかちょっと不自然な気がする。

「今度から、呼び捨てで呼んで。」

戸惑ったように、頬を赤く染めたゆめが、小さい声で、

「れ…れぃぃ…。」

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そんなゆめに、俺が照れる。

これから、コイツは、俺のもんだ。

ほかのヤツには、触れさせねぇ。

そんな思いが頭をよぎった。

たまらなくなって、ゆめをずっと抱いていると、いきなり、

「れぃ…、ちょっ、ちょっと、うしろぉ!」

「あ?」

なんとそこには、卓と杏さん?らしき人がいた。

ゆめも驚いている。

「いやぁ、白昼堂々と、こんなことしてるなんて困るねぇ。」

「卓っ!?」

「いっやぁ、2人が逢うようにしむけたの、俺らなんだ。」

「そうだよぉ。夢亜、全然知らなかったでしょぉ!」

ゆめは驚いて、声もでないんだろぅ。

なにも喋らない。

「「作戦成功~♪」」

卓と杏さんがいう。

「でも、良かっただろぅ。」

「ま、まあ…」

って、そういう問題?

まぁ、おれとしては好都合♪

という、会話を交わし、俺らの前で、卓たちは、少し大人なキスをした。

「さっきの様子を見る限り、おまえら、こういうのまだだろ。悔しいなら、おまえらもすれば?」

顏を赤くしたゆめが、あゎあゎと落ち着かない様子だ。

でも、卓のように、やってみたいかも。




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