不器用なココロ
あたしは、昨日、考え事をしてて、遅くまで起きていたから、朝は大変で…。


朝ごはんを食べていると、ママが、

「ねぇ、夢亜、ママ、昨日聞いちゃったのよ。お隣りの麻衣子さんに。夢亜、彼氏いるの?」

なんで!?

なんで、ママが知ってるの!?

「い、いないよぉ。」

動揺を隠せなくて、苦笑いだったと思う。

でも、ママは、

「そぅ。夢亜がそういうんだったら…。」


と、引いてくれた。

きっと、わかってたと思う。

怜のコト。

でも、普通通り、ごはんを食べていると、玄関から聞きなれたアノ声が聞こえた。

「おはよぅございまぁす。」

怜だ。

な…なんで怜が?

急いで玄関に出ると、怜がさらりと、

「だって、付き合ってるんだし、迎えに来ても当然じゃね?」

だって。

う…、嬉しい。

でも、中には、家族全員いるし…。

「ん…。そぅかもしれないけどぉ…。」

とか話してるうちに、ママが来てしまった。

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