不器用なココロ
学校…、



道、わかんない…。


ここ…、どこ?


前に道、確認したのに…。


「うえぇん。初日から、迷子だよぉ…。」


ひとりで泣いてたら…、


「大丈夫?あのさ、同じ学校だよね?
 よかったら、一緒に行かない?」


だれ?

よく見ると、同じ学校の制服だった。


「あ…、ありがとぅ…。」


かっこぃぃ人…。

モテそうだなぁ…。


「名前、なんていうの?」

「ふへっ!?
 あ…、天野夢亜です…。」


「へぇ…、夢亜ちゃんかぁ…。
 じゃぁ、ゆめ、何年生?」

ゆ…ゆめ///!

「1年…です。
 あなたは?」


「あぁ、俺?
 おれは、天野怜。一年。てか、苗字一緒じゃん♪」


なに…この人…、異様にご機嫌なんですけどぉ…。

それに、ゆめとか…///

初めて…。


それに、なにより…、



男の子と二人っきりって…、


すごく緊張する…///

















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